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爵位を持たない男爵が徒然と綴る日々のおはなし.
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しぐれが書評的なことやってたんで、ばろんも。

いや、あまりにもひどい本だったから。
本はこれ。

池田 昌昭著
御巣鷹山ファイル JAL123便墜落「事故」真相解明

結論から言いますと、墜落ではなく撃墜だそうです。
最初に自衛隊の無人機と衝突して、操縦系統が死に、
その機体を自衛隊機が山の方へと導いてミサイルで撃墜したそうです。

まず、この事故の数年前に雫石というところで、全日空のB-727と航空自衛隊のF-86が衝突する事故が起きています。
この雫石での事故を例にあげ、自衛隊との衝突もあり得るのではないだろうか。
可能性が高い。いやきっとそうに違いない、という流れです。

全体的にこういう流れ。
あり得ない話ではない。可能性が高い。きっとそうに違いない。
著者の頭を経由して思いつきが真実に変わります。
特にミサイル撃墜論が出てきた頃には完全著者の妄想になっています。

科学的根拠にも欠けている。
生存者の証言と一致しないから急減圧は起きていない。
よって圧力隔壁の破壊説は間違っているとの意見でしたが、
急減圧は起きているとの計算結果もある。
(詳しくは加藤寛一郎著 壊れた尾翼を参照)

また、油圧が全系統死んでいるのにパイロットは現在下降中と通信している。
なら、このとき昇降舵はまだ生きていた、という話。
実際は昇降舵はなくても上昇下降可能です。

話の展開に論理的にも科学的にも根拠はなく、果ては著者の妄想と化している。
陰謀論が好きだという人がいれば読んでみてもいいのではないだろうか。
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無題
相変わらず、辛口だな。
まぁ、お前さんの言を信じる限り…妥当な評価のようだが。

と言うか、よくもまぁそこまで書いたもんだ。
大丈夫なのか心配になってきた。
2009-03-10 Tue 14:00
しぐれ
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